2016年11月14日月曜日

大原フグちょっと痺れました


少しずつ中毒の道へ

2016/1/13 大原 孝栄丸




日曜に勝浦方面に御用がある方があり、同道する予定になっていました。
で、ついでにということで私は大原孝栄に予約を入れていたのですが、直前にちょっとトラブルが発生。
中止を考えたんですが、
「あなたは、行って来て。」
ありがたいお言葉に、帰りは野菜をお土産に買ってくることを約束して行って来ました。
何しろ、種目はヘタヨコのフグですから。

今の時期、大原だとヒラメ、フグの二者択一という感じですが、予約した時点では、結構釣果が伸びている感じでしたのでヘタでもいけるかな?とスケベ心でフグに決めました。

今年はフグ釣りやや多い感じですが、チッとずつ判りかけてきた(正確には錯覚ですが)こともあるのでその検証もしたいためです。
作戦は「夜光オモリ こっちの水は甘いぞ」

カットウは自作して、在庫の市販品は基本封印でやることにしました。
自作カットウのポイントは(素人考えですが)、
1.        オモリの色を変えられる。
2.        カットウ針はハリスごと交換が簡単にできる。
です。

(この辺の細かい考察は備忘録へ)




集合時刻の4時半の少し前には船着き場に船長も含め全員集合。
釣り座は右艫を指示されました。孝栄丸の釣り座は船長が決めます。どうやって決めているのか聞いた事ありませんが、予約順なんでしょうか?

どなたかが、昨日(土曜日)のこと聞いたらウネリがひどくてダメダメだったみたいです。
今日もウネリが残ってるんじゃないかということでややがっかり。
週中に大分天気が崩れましたが、金曜には回復して週末は釣り日和と目論んでいたのですが、天気が予報より1日ほどずれ込んでいたみたいでした。

私は水深のこと聞きました。ヘタレな私は深いのなら躊躇せずに電動リールと決めていましたので。
船長のアンサーは、「20mぐらい」
ん、ビミョー。
結局、手巻きリールで頑張る決意をして電動道具は持ち込まず。

女将さんに見送られて、4時半過ぎ出船。
1時間ほどかけて沖を北上します。
少し前までは、港前の水深数mのところで数が出てたみたいですが、底荒れしたとか。フグ船は一斉に北を目指して走ってました。

先着船が潮回りしている辺りでスローダウンして、6時前まだ暗い中、開始合図でスタートです。
「ここは根掛かりありません。」のアナウンスで安心して仕掛けを振り投げました。
孝栄丸の船長はポイントポイントで「根掛かりありません」「根があります」ときちんとアナウンスしてくれます。これは、ヘタにはとっても重要な情報です。

仕掛けは自作のカットウ2本針、オモリは夜光25号です。






一流し目はスカ。
同じポイントの二流し目で早々に1匹目ゲット。

その後も ・・・・・ポチリ、  ・・・・・ポチリ と顔を拝むことができ、8時には5フグになりました。
満留和にしては、初めてといっていい位のハイペースでしたが、全体的には盛り上がりは今一だったようです。
まわりのみなさんもかなり苦戦されているようでしたし、かなりの船が出ていましたが、相当広範囲に散らばっていて魚が散らばっている気配でした。
船団無線もスピーカーから聞こえてきましたが、ボヤキ多かったです。







高さはそれほどでもありませんが、波長の長いウネリがあり、そのウネリで底まで揺すっていたんでしょうね。

一船二船と離脱する中、孝栄丸船長も見切りを付け、Uターンしたのが9時ぐらいのこと。
復路をたどる形でポイントを探っていきますが、どこもバリバリってくる感じではなく、次第に船中倦怠感に包まれていきました。

船長は一所懸命ポイント回ってくれるんですが、中々いい目が出ません。
この間、仕掛けのオモリを夜光色から金色に替えてみましたが、釣果は伸びず、1フグ1カレイを追加したのみ。

後1時間ぐらいとなったところで、僚船からの吉報だったのでしょうか。猛ダッシュで最後のポイントへ。

孝栄丸、船体は決して大きくありませんが、スピードは出ます。
他所の船をどんどん追い越していきますから、乗ってて爽快ですね。

で、最後のポイントついて最初の一投目。すぐのアタリはありませんでしたがエサ見せを色々やってたらゴッて合図。そのまま底にゆっくり落としてエイッ。

ガツン。

ラストスパート開始~って気分に。

でも、まあそううまくは行かないのはいつもの通り。
サバフグが回っているみたいで、邪魔され始めました。
掛かって上がってくるのならまだ許せますが、カットウハリスをブチブチ切られました。

途中で気が付いてオモリの色を暖色系に替えたら、これが成功したのかこの後2フグ追加できました。
最後の1匹は、船長が「はい、じゃあこれで上がっていきましょう」コールと同時に

ゴッ、ガツン 

終わり良ければ、という気分で納竿できました。







船長談によると、群れ探すのに全船ご苦労したみたいで、結局最後のポイントは大原沖。
灯台元暗しだったようです。

数はやっとのツ抜けだったのですが、型物も多く、仕掛けの自作を含めて釣ったという気分が残り(多分次回これが錯覚だったと学習すると思いますが)、いい気分で帰宅できました。

フグには毒があります。 テトロドキシンは良く知られたフグ毒ですが、もうひとつ中毒性の毒があるんだとか。
その名はガツン。   ・・・・早くその毒で患ってみたいものです。



道具  竿 浅草釣具オリジナルフグ竿(竿先 外房用)
 リール abu orangemax 左ハンドルPE1号 
仕掛(上)カワハギ用胴付き仕掛 + フグ食わせ針ハリス5号5cm
          仕掛(下) 自作 オモリ25号 30号 (夜光、金ピカ、赤) 
              カットウ ハリス15cm 25cm 2本針
エサ針  タチウオ3/0

餌  アオヤギ 2パック(支給) アサリ塩漬け(持ち込み)

釣果 ショウサイフグ 10匹
サバフブ 2匹(リリース) ハリス切られて腹立ったのでポイしました
ムシガレイ 1匹



備忘録

・オモリの色のこと
ここ何回かの釣行で、フグの仲間に夜光オモリは鉄板のような気がしてきた。ただし、夜光は外道も寄せてしまうので、状況によって色を変える必要があると思う。
それと、餌は大きくみせたほうが良さそうなので、群れが固まって集魚の必要がなければ暖色系でアオヤギをボリューミーに見せるということも考えられる。
浦安のフグ船の仕掛けは裸の鉛玉を使っているが、あれは仕掛けは消耗品というポリシーなんだと思う。
今の時期、外房フグは朝の投入は日の出前なので少なくとも朝一は夜光色が有利じゃないかな?

・針のこと
カットウ針は、針先の鋭さは絶対だがそれ以外でも大事なことがありそう。
それは、細くて曲がりやすいこと。
自分の道具はPE1号(以下)にリーダー4号、その下はオモリと餌針を繋ぐ糸が10号以上、カットウハリスが10号。
この道具で根掛かりした際、針が丈夫だとリーダーが切れて、仕掛けは全部ロストとなるが針が曲がって外れてくれれば、ロスはカットウ針だけで済む。
カットウ針は高いのでいままで勿体ないと思って持ち帰っていたが、よく見ると針の懐が開いていたり、針先がなまっていたり変形していることが多い。
カットウ針は基本使い捨てとする。

・カットウハリスのこと
ハリスの長さは、短15cm、長25cmで当面は固定。
カットウハリスで一番気になっていたことは、自宅保管中や釣行移動中にハリスをどうやって真っ直ぐな状態で保管するか?ということ。外房仕掛けは針が3本あるので、余計に難しい。
で、出した結論は、カットウ針(ハリス付)とオモリ・エサ針は別々のパーツとして保管、運搬する、という方法。
これなら、道具箱の中で、仕掛け同士が絡まってハリスがよれたりすることがなくなる。
船の上で、錘側のサルカンにカットウハリスを2本繋ぐ。繋ぎ方は一番簡単な漁師結び。
ただし、これで結べる(工具や治具なしで)糸の太さは10号が限度。

・食わせ仕掛け
今回も前回湾フグと同じ食わせ針3本に塩漬けアサリの肝をつけてやってみたが、今回も全く喰われなかった。カットウにはそれなりにアタリはあったので、エサはそれなりに動いていると思うが、見られてもいない感じ。
原因として考えられるのは、
時期が悪い、アサリがだめ、エサが小さすぎる のどれかか?

・根掛かり対策
根では(根掛かりはあったが)大したトラブルもなかったが、魚も1匹も釣れなかった。
どうやったら釣れるかはわからないが、次回は湾フグのような短めハリス1本針にしてみようと思う。

・釣り方

喰いが渋い時は、散らばっているフグを自分の餌に寄せて喰わせることに先ずは専念する。

2 件のコメント:

  1. だいぶフグの毒が回ってきているようですね。
    ガツン中毒は一度罹ると治らない不治の病です。
    近々ご一緒しましょうかね。

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    1. まるかつさん、どうもです。
      フグのガツン毒ちょっとピリピリきました。
      前回はちょっと都合合わずでしたが、機会がありましたら是非是非
      よろしくお願いします。

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