2016年10月26日水曜日

かわはぎデビュー戦



ややほろ苦しはぎの味

2016/10/22 内房岩井 忠蔵 元栄丸



釣行翌日も内房方面へ(釣りではありません)。ややヘタレ気味でアップ遅れました。

ひと月ほど前に師匠から、まるかつさんの岩井かわはぎ仕立の代走を頼まれました。
かわはぎと云えば、江戸前釣り師には大変ポピュラーで一度嵌るとやめられない禁断の種目らしいのですが、満留和はこれまで経験値ゼロ。
丁度いい機会でしたので、一も二もなく是非是非ということで参加させていただくことに。

でも返事してから、ひとつ問題があることに気がつきました。
このツアーは例年男女同数参加で、くじでペアを決めてペアバトルが趣向になっています。
つまり、私もどなたかとペアになるということ。
つまり、お気の毒なご婦人がお一人出るということです。
ちょっと、気が引けましたが、まあここは乗りかかった船。
みなさん心やさしい方でしょうから、最初にゴメンナサイって謝って許してもらうことに決めました。

まるかつさんから直前案内メールいただき、いよいよってことでお仕度を開始。

竿は、やったことないのに何故かかわはぎ竿が一本あったのでそれに手巻き1号ラインリールをセットすることに。
仕掛けは、よくわからないので釣具屋さんで市販品をと、ということで行ってみてびっくり。
今まで、かわはぎコーナーはスルーしてたので気がつきませんでしたが色々あるんですね。ちょっと聞いてみましたが、結局よくわからず針はハゲ針5号6号を30本ずつ。
替え針仕様の仕掛けと中オモリと錘は25号と30号の夜光色の丸錘としました。

針の型やサイズも錘の型や色も曰くがあるらしいのですが、聞けば聞くほど訳がわからなくなり財布が軽くなりますから、入門はこのぐらいからということに。

後は餌。かわはぎの餌はアサリのむき身。生きアサリのむき身がベストらしいですが、エサだけ高級品用意しても腕がついていきませんので、今回は業務スーパーの冷凍生アサリ、500400円。それと釣具屋で売っているプラ瓶入り冷凍アサリを用意しました。
業務スーパーで買った冷凍アサリは前の日に解凍してアミノソルトをかけてしめておきました。


当日朝、集合時間5時の1時間ほど前には集合場所のコンビニに到着しました。
みなさん三々五々到着して参加12人が揃ったところでくじ引き。

先ずは船と釣り座決め。この日の船は二艘出し、それぞれ定員6名仕立です。
満留和は○○○丸の左舳になりました。

続いて、ペア決めのくじ。殿方のハンドルネーム書いたくじをご婦人方が引きます。
ドキドキしましたね。

で、満留和を引いたご婦人は、rubyさん。

満「すみません。かわはぎ初めてです。貧乏くじ引かせちゃって申し訳ありません。」

rubyさん「大丈夫。頑張りましょう。」

満「はい。頑張りましょう。」

事前説明で、まるかつさんからめいめいキープサイズを決めて、それ以下はリリースするようルール説明がありました。
手練れのみなさんは、20cmとおっしゃっていましたが、満留和は最初に上がったサイズをキープサイズにすることにしました。
ちょっとセコいですが、初物はキープしたいですからね。

港に移動して、船に乗り込み6時出船。釣り場は港のすぐそばで、水深は10~20mぐらい、ちょっとの間30m位のところという感じでした。
仕掛けの上げ下げが多い釣りなので、途中集中心が切れた時のために電動リールも持っていきましたが、使わずに済みました。

この日の作戦は、「入門 宙の釣り」
錘が着底したら底を切って竿を振って仕掛けを動かし、カワハギを寄せる。

竿の振り方はホワンホワンからシャカシャカまで、気分で。

で、カワハギの気配を感じたら(まあ、感じませんけど)仕掛けを止める。

止め方はぴったり止めたり、ゆっくり下げたり。

その後、アタリが出たら竿を止めて魚が掛かるのを待つ。

この時もピタ止めで待ったり、ゆっくり竿を上げて待ったり。
以上が予習してきた内容。

まるかつさんから底に付けると外道だらけになるからということで、棚は50cmから1mぐらいを目安にしました。

で、竿をホワンホワンして少し下げていると割合早い時間にカツカツって魚信。知らん顔してゆっくり上げてくると、ククンと竿が入りました。
巻き上げてくると、ちょっと小さいですが初カワハギ。
オッ、マニュアル通り!
と、何か行けそうな気分になったのですが。


釣りもアレだけど写真もアレ~(^^♪



次はベラ。ちょっとカワハギかと騙されました。

その次はトラギス。これはわかりました。いきなりブルッ。

で、その次は、カツカツってアタリがありゆっくり上げ下げしてると、竿が入ったんで

2枚目♪~、って気分で巻き上げてきたら、その名も縁起の悪い魚が・・・。キタマクラ。


そこから先は、終日キタマクラ地獄でした。
釣り上がってくるだけではなく、アサリを付けた針ごとエダスを切って邪魔していきます。
この日切られたハリは丁度30本。

お隣のポン太さんや後ろのあられさんもキタマクラには邪魔されてましたが、それでもその合い間にポツポツとカワハギを上げていきます。
棚を上げたり、底に這わしたり、仕掛けの動かし方を変えたり、止めてじっとしていたり色々やってみましたが、ダメでした。
餌が無くなる事も頻繁にあったので、その内の何割かは多分かわはぎだと思いますが、食い込ませることができませんでした。
この辺がベテランと入門者の差ということなんでしょう。
結局は4枚で終了。

個人順位はスソ。ペア順位は6位でした。

釣果や順位はほぼ予想通りでしたが、キタマクラに混乱させられるという状況は想像外でした。

途中で飾り類は全部外したんですが、錘が夜光色だったので、キタマクラを余計に集めたかも知れません。

それから、ハリス切られが嫌で後半はアタリがあると即合わせみたいな釣り方をしてしまいましたが、私の腕と竿じゃ、それじゃ釣れないと思います。

餌は、人間用冷凍アサリは粒が少し大きかったんですが、水管とか貝柱とか余計なもの外して、さらにベロも切ってほぼキモのみのコンパクトな感じにしたらいい感じでした。

予定通りとはいえ、ややほろ苦いデビュー戦でした。
このままじゃあ終われないという気分もありますが、やり始めると・・・
ん~、悩ましいところです。

一度は行ってみたかった、でも一人で混み混み乗合はやや気が引けていたかわはぎ。

まるかつさん、お世話さまでした。

rubyさん、ありがとうございます。こんどご一緒出来たら二人で商品総舐めしましょう。

みなさん、ありがとうございます。








道具
竿 かわはぎ竿   リール 小型手巻き  道糸1号 
仕掛け 錘 夜光丸玉25号 中錘ピンク5号飾り付き  
     胴付3本針替え針仕様市販品 針 はげ針6号
餌 人用冷凍生アサリ 餌用冷凍生アサリ
 
釣果
カワハギ 4匹(15-22cm)
ベラ 3枚 (リリース)
トラギス2匹(リリース)

キタマクラ 無数

2016年10月12日水曜日

大洗でカットウフグ



へた脱出エクササイズ1

2016/10/10 大洗 きよ丸


山に行って梨や栗や柿を食べたいという方がいらして、「伴をするなら、沖にでるも可なり」
とのご宣下があり、喜んでアッシーを仰せつかりました。

前日、常磐道を辿って常陸の国愛宕山に行き、山頂の神社にお参り。
お連れ様「どうぞ、美味しい秋の味覚に出会えますように。」
満留和「どうぞ、沢山釣れますように。」

その後、大洗に行って翌朝の席札取り。一番乗りで、この時は翌10日は凪だと思いこんでいて、縁起担いで右舳1番を選択。

水戸に戻って、千波湖でしばし散策。



舟なれど釣り船ではなし
水辺なれど海ではなし
鳥なれど海鳥ではなし



夕方、予約していたステーキ屋さんで食事しましたがこれが大外し。久しぶりに不味いもの食べてしまいました。
前回来たときにたまたまふらっと入った「けん」というステーキ屋さんで、それなりに満足出来たので水戸のお店はみんな美味しいのかなと思いましたが、そう甘くはありませんでした。

サラダバーがここ何年かのマイブームで、肉のグレードはOGだろうがUSだろうがほとんどこだわりがないのですが、あれ間違いなく冷凍、解凍、再冷凍の代物でしたね。




しかも、お店でたら急に・・・・・ 。

ホテルに急いで戻って・・・・・・。

あーあ、 運がすべて流れていきました。



翌10日、朝4時前に大洗港に到着。
港そばのファミマで食料調達して、さっさと荷物おろして身支度を開始。
きよ丸は受付順に番号のついた網が渡され、その番号順にフグが捌かれます。
この日は釣りを終えた後、山にお迎えにいかなければならなかったのでイの一番に受付するテーブルの椅子に腰かけて待機してました。

受付済ませて、船長に水深尋ねると30mから35mぐらいということで、迷いなく電動リールに。バッテリーは持参です。

最近まで、フグに嫌われてるのかしらと無自覚に思っていましたが、今回釣行前に色々リサーチしたところ、単にヘタなだけという事が判明しました。

フグというのは、群れが濃ければ落ちていく仕掛け餌をフグに見つけてもらえる可能性も高く、海底に静かに餌を置いておけばフグが寄ってくるのですが、群れが濃くない場合には、落ちていく仕掛けを見つけてもらえる可能性が低くなるようです。
なので、そういう場合は釣り人の工夫で餌を動かしてフグに注目してもらって、更に餌を食べてもらわなくてはなりません。
これを、フグを寄せる或いはアタリを作るというんだそうです。

今まで、釣れる釣れないは別にしても、まわりの方と比べて餌の消耗量が少ないことに不思議に思ってましたが、要するにフグは満留和の餌には目もくれていなかったということみたいです。

こんなこともわかっていないのですから、どこかで一度お教室にでも参加したほうがいいかなと思いながら、この日の作戦を決めました。

青柳ロス!

釣れてもつれなくてもいいから、とにかく沢山餌のアオヤギを食べていただこうという作戦。

イメージは、海老か何かがチョコチョコ動き回っている、或いは死んだ魚がユラユラ漂っている感じです。

終日、色々と試した結果、予定どおりフグさんにお振舞いすることができました。
隣の方が、沖上がりまで支給の1パックで終えたところを、満留和は1パックと2/3位使うことができました。釣ったフグはお隣さんの方が多かったですけど。

釣果は、ほぼスソの11匹(船宿釣果10~28匹)でしたが、自分的には作戦成功です。
掛け損ないが多く釣果には結びつきませんでしたが、感じるアタリは今までに比べると結構ありましたね。

釣果は実力ですから、前の晩流れた運とは関係ないのですが、凪だと信じていた海がバッタンバッタン状態で勇んで取った1番席は失敗でした。
何度も尻もちついて、尻も足もガクガクになりました。

これを機に少しは釣れるようになるといいんですが、さてどうでしょう。

(写真撮り忘れ!)


道具
竿 浅草釣具ふぐ竿   リール シマノ400c PLAYS 道糸0.8号 
仕掛け 錘25号、30号 
     
餌 青柳2パック
 
釣果

ショウサイフグ 11匹