2015年2月21日土曜日

予想だにせず その1 ハイキング

予想だにせず その1 ハイキング



2月21日伊豆方面に1泊プチ旅行に行って来ました。
一応、事前に計画を立てて行ったので概ね予定通りでしたが、肝心なところが予定外になってしまいました。

1泊2日の伊豆旅行、週末の午前中東名の下り線は時間を選ばないと渋滞で嫌な目に会いますので、出発は朝の4時。まだ暗い中、翌日の釣り道具を乗せて出発です。
寝不足にならない程度には睡眠をとったつもりですが、やはり未明の運転は眠気が襲ってきます。そういう時には無理せず、最寄りのパーキングやサービスエリアで休憩しましょう。この日は足柄SAで30分ほど仮眠。その後、新東名に入り、長泉インターで降りて伊豆縦貫道に入ります。修善寺を抜け狩野川沿いに走り7時過ぎに最初の目的地の水生地下バス停留所に着きました。前から気になっていたのですが、天城に来て定連の滝や寒天橋の観光もいいのですが、唄には出てこない自然遊歩道があるらしくこの日のスタートは天城八丁池ハイキングにしました。バス停留所横に無料パーキングがあります。

車を降りて、ちょっと寒いかなと念のために持ってきたダウンを羽織ってハイキングコース入り口の寒天橋まで来てびっくり。道が雪で凍っています。何しろ「伊豆は一足早く花祭り、熱海の梅、河津の桜、其処彼処の菜の花」みたいなイメージでいましたのでハイキングの装備も特に準備せず、服装の軽装、靴も普段履きのスニーカーでした。
少し前なら諦めましたが、最近は少しワイルドにも慣れてきましたので、無理なら引き返すことにして、それまでは前に進むことにしました。
全てが雪道という訳ではなく間欠的に凍っている感じで、途中までは車が通れる広い道で轍跡を辿れば何とか歩いていくことはできました。
前半はそんな感じでしたので、凍った道を踏みしめる時の音が、「キュッキュッ」「ザクザク」「バリバリ」「パリンパリン」と場所場所で違う音を奏でるのを面白く聞いていたり、木々の葉についた霜が昇華して湯気立っていくのを眺めたりしながら歩いていたのですが、後半は山道に入りました。かなり歩くコンディションは悪かったのですが、ここまで来たらもう後には引けないという感じで登って行きました。歩いてみて事後的に考えれば迷う道ではないのですが、道標が少なく、冬山ですから道と原野の区別も付き難い場所が結構あり、登っている最中は少し不安でした。
出発から2時間半掛けて、八丁池に到着。池も池の周りも雪と氷で覆われていましたので周遊すること適わずですぐに帰路に着きました。
帰りは、途中の広い道に出たところから、早歩き->小走り->ジョギング->一部ダッシュと例によって大人気ないスタイルになってしまいました。
でも、この年になると、若いときのように思い切り走りたくても足がついていきませんので平地でダッシュすることは出来ませんが、こういうなだらかな勾配道では気持ちよく加速走することが出来ます。

歩き終えて、足元を見ると靴もパンツもどろどろになっていました。
そこから河津に降りて河津桜見物しようと思ったのですが、まだ早かったみたいで咲いていませんでした。
なので、ここはスルーして少し早めでしたが、この日の最後の目的地赤沢温泉に行きました。この温泉、ヨシミさんとご縁のある会長さんが経営されている会社が直営している温泉らしく、以前はやや怪しというイメージを持っていましたが、とてもいい温泉です。
お湯もいいんでしょうけど何と言っても一番は露天風呂から一望の絶景です。中々このスケールの眺めを持つ日帰り露天風呂はないのではないかと思います。二つ目はお土産コーナーです。「お土産買うの」ですって?いえいえそうではありません。ここ試食コーナーが充実していていろんなものがお試しできるのです。となりのレストランでゆっくりくつろぎながら飲むのもいいのですが、その入り口で生ビール買ってそれを飲みながら試食をおつまみにするというのは、放浪飲みの風情があります。

この日の予定は一応予定通りにはなりましたが、「一足早い春を愉しむ」というテーマが一転して「未だ明けぬ冬景色に分け入る」ってな感じになってしまいました。
予想だにせず、です。

翌日の釣行記録はその2に回します。

冬山を 歩き歩きて 来し池の 岸辺の梢 すくすくおがれ

なんのこっちゃ?

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