2015年1月3日土曜日

年の始めの萬栄丸


釣果 スルメ6杯
   ヤリイカ7杯

 

年も改まり明けて乙2015年となりました。今年はどんな年になるのでしょうか。

元旦はいつものように初詣に行き、その後にお節とお雑煮をいただき1年の計を調えました。
翌2日は事初めの日、良い子には書初めや初稽古の日ですが、悪いオヤジは釣り初めの日です。

場所は千葉勝山の萬栄丸、釣りものはイカです。
朝、車に乗ってエンジンかけると、いつものようにナビが挨拶「あけましておめでとうございます。今日は初夢の日です。」そうそう、2日は夢初めの日でもありました。

 

4時半に勝山港に到着、取った座席札は右前2番。6時出船なので5時半ぐらいには来てくれということでしたが、5時前には船に灯りがつきスタッフが集合集合していました。
受付を済ませ船に乗り込み道具を準備します。この日は片舷4-5人のゆったりです。

勝山のイカ船は朝、洲崎沖でスルメを狙い、その後白浜沖まで移動してヤリイカを狙います。
この日の道具はスルメはアルファ夢人の150-150、ヤリはがま船タイドスターヤリイカ、リールはどちらもアルファのポラリス1号2号、道糸は4号。
仕掛けはスルメが18センチヅノ8本直結、ヤリイカは11センチヅノ8本直結と7本ブランコ。ツノの色は色々(適当)。


6時に出船、いざ、と思った瞬間船は面舵いっぱいで進路変更し市場の荷捌き場に停泊係留し全員降ろされました。後から、この日出船したカワハギ船も同様に到着。

暗がりの中よく見るとそこには釣り客や船宿スタッフだけではなくご近所さんでしょうか、子供たちやご婦人も混じっています。みなさん手に袋を持って。

間もなく船では、船長さんら男衆がお神酒で乾杯をしそれぞれに大きな通い箱を抱え、船べりに整列しました。
そして、一斉にその通い箱に手を入れると鷲掴みに何かをこちらに投げて撒いてきました。
色取り取りの小さなお捻り、大きなお捻り、みかん、お菓子、などなど。
それがすごい量なんです。本当に、雨あられの如くに撒かれます。私も足元に落ちたものを拾って頂いてきました。
後から聞くと、みかん投げという毎年お正月の行事なんだそうです。流石、勝山漁師町と思いました。


みかん投げ、実は現金掴み取り


 

みかん投げの行事が無事お開きになり、改めて乗船出船です。

洲崎沖までは30分ぐらい走るとのこと、みなさんキャビンに入りましたが、私はデッキで頑張りました。理由は二つありました。一つはお節を愉しみたかったこと。二つ目は防寒システムの確認です。思ったとおり船の上のお節は最高でしたし、厳しい冷え込みの中、私の防寒システムに新しく加わった防水防寒グローブのお蔭で厳寒でも大丈夫ということが確認できました。


お節船上セット
終日ほぼ完全防水防寒クロロプレン手袋by workman


 


さて、暫く走って洲崎沖に到着し先ずはスルメ18センチヅノ直結でスタートしました。

ポツンとスルメ1杯。

暫くして、ポツンとヤリイカ1杯。

暫くして、ゾロゾロっとスルメ3杯。

(何か今日イケルんじゃね?)なんて思っていましたが、まあその辺はいつも通り、今年を占うが如く、そう甘くはありませんでした。


船宿情報によると「朝の洲崎沖は流れ速めでした良い人で11杯スルメをゲットし白浜沖に移動しました。」頃に移動ヤリイカ狙いです。

最初、ボーっとしていて18センチヅノそのままでしたが、18センチでもヤリイカは抱いて来ました。なのでそのままで通そうとも思ったのですが、今回テーマはヤリイカ直結にチャレンジでもありましたので、オーソドックスな11センチヅノに替えました。

が、結構ばらしを多発するようになりました。
途中の気配や、掛かりはわかりましたが、途中でいなくなります。プっという感じでさよならされたり、ガガっとしてさよならされたりです。
この日の海は予報に比べると大分凪いでいましたがそれでも波はあり、その上下を上手くいなさないとプっとなってしまいます。
それからサバです。この日も(船宿情報「サバの邪魔が無ければ確実に数が伸ばせた反応は有りました。」)サバが相当邪魔しました。巻上げ途中でサバが掛かるとガガっと来ますがそれで仕掛けが上下に動かされ、イカにさよならされてしまいます。

ものの本には直結はサバに対して有利と書いてあります。確かに仕掛けを落とす際にはサバが掛かる可能性は格段に減りますが、イカが掛かって巻上途中でサバに邪魔されるとバレ易いということで、この際には直結のほうが不利のような感じがします。

 

途中船長から「サバ多いけど、直結よりブランコの方がいいと思います」というアナウンスもあり、ブランコ仕掛けに替えますが、途端にサバにやられます。
次第に潮も緩くなり、一流しの間隔も長くなりチャンスが広がって来ますが中々波に乗れず中盤まで13杯。
でも、イカ釣りはゾロゾロが来れば一気に数が伸びますので最後まであきらめないことが肝心かと思いますし、それが面白さだとも思います。この辺パチンコとかとよく似ています。

 


で、頑張っていたらラス前の流しで来ましたよ。

底からシャクリあげて来たところでクンと入りました。もう終わりが近いので巻上ながらのお祈り(追い乗り)ではなくゆっくり底までまた落とします。
まだ付いていることを確認して、そこからゆっくり巻上お祈り(追い乗り)をしてゆくと、ズンズンと重たくなって行きます。ヨッシャー!って思いながら電動スイッチオン。この日のイカの棚は170m前後、底で掛かったイカは100m位でひと暴れします。

この時も残り100m付近でグーングーンとイカ独特の暴れを感じ「異常なし。後90m」と思った瞬間プッnnnnnnnnnnn。幹糸切れです。

上げてみると上から2本残して下は錘も含めさよならになってしまいました。
ヤリイカ仕掛けは幹糸5号エダス3号で拵えてますが、スルメ混じりのズラズラ期待で5号は無理があったかも知れません。

 


船長から移動しますのアナウンスと共に、次が最後の流しになりますのアナウンス。

仕掛け交換のタイミングで再度11センチ直結に戻します。

で、直結にも乗りました。底に落ちた仕掛けを少し弛ませ気味からシャクリ上げていきます。2度3度巻き落としをやっているとズンズンズンって乗ってきました。

(終わり良ければ全て良し)なんて思いながら、慎重低速で巻き上げて行きました。慎重に慎重にという気持ちはポラリス君にも伝わったのでしょうか?何か巻上スピードが鈍いような。もうちょっと早めた方が、と思いスピードレバーを上げていった瞬間、表示が消えリール停止。レバーを戻すと表示が再度現れその速度で動きます。で、また速度を速めようとレバーを上げるとまたシーン。これを何度か繰り返していたら、ポラリス君ヘソまげてしまい最後はダンマリになってしまいました。

しょうがないので手巻きです。でも、直結でこの重さを手巻きは無理でした。巻いているうちにどんどん軽くなるのがわかります。最後上げてみると全員さよならスカで終わりました。

今年もこんな感じなんでしょうか。

 

(追記)
ヘタはヘタなりの気づき、反省。
・18センチヅノ直結でもヤリイカが釣れた。そして11センチヅノ直結が必ずしもサバに強い訳ではない。
家に帰って改めてツノを見比べてわかったのだが18センチツノと11センチツノの違いはツノの長ささけではなく、針の長さ太さも違っていた。
針の長さは5ミリほどヤリイカ11センチツノは短い。太さも11センチツノはサバがかかると簡単に伸されるが18センチツノはそれよりはかなり頑丈。
因みに14センチツノはその中間ということがわかった。
針の長さや太さはツノ全体のバランスから来ていると思うが、直結の場合バランスは関係ないので11センチツノでも針は長く太くてもいいのではないかと疑問が湧く。
2段針というのもあるが、込み合う船ではお断りのケースもあるので試しにくい。長針のツノ探すか自作してみようかな。

 
・ポラリス君ヘタレ。いざという時にへそ曲げるようじゃこれから先のこと考えないといかんね。


 

 

2 件のコメント:

  1. 満留和さん 新年おめでとうございます。
    本年もよろしくお願い致します。
    ポラリスは電圧変化に弱いとの噂ですから、故障ではない
    と思います。みかん投げってミカン投げるのかと思いきや
    趣があるのですね。私はコタツでアメフト見てました。!(^^)!
    学生相手に、結構危なかったですね~
    イカも13杯あれば食べるのには十分でしょうね!(^^)!
    本年もよろしくお願い致します。

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  2. 汐留さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
    へそまげたポラリス君、家に帰ってから4kg位の負荷かけて100m位の巻上のお仕置き何回かやりましたが、取り敢えず正常動作したので故障ではないようです。アルファさんにちょっと聞いてみようと思っています。
    イカの数はご指摘どおり私的には十分でした。特にスルメはビール瓶サイズ以上が掛かります。脂肪たっぷりの肝で塩辛作りました。

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